フェアウッドマガジン 第26号      September 2007 

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1.再造林放棄地とニホンジカ、森林被害の火種(前編)
樹皮食いをするシカ(山根氏提供)
 ニホンジカ(以下、シカ)による被害が全国的な広がりをみせ、各地で社会問題化しています。この問題に詳しい神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員の山根正伸さんに、再造林放棄地の現状と、造林地におけるシカの生態との関連づけから、そこが発端となる各種シカ被害拡大の可能性とその対応について紹介いただきます。
(神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員 山根 正伸 氏)
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2.マレーシア、サラワク産木材、本当に「合法」ですか?
サラワク州の生産現場の様子
(c) FoE Japan
 2007年3月27日の朝日新聞1面に、マレーシア、サラワク州からの丸太輸送に関して日本の海運会社がサラワク州政府関係者と深い関係のある香港のブローカーに「仲介料」を支払っていたことが報じられました。
このニュース、一見「ビジネスの黒い部分が暴露されただけのどこにでもありそうなニュース」と捉えられがちですが、実は日本政府や私たちにとっても重要な要素が隠れています。以下、その要素について見ていきましょう。
(国際環境NGO FoE Japan 三柴淳一) >続きはこちら





3.森林整備に投資される補助金について

  本稿では造林補助金の概要について説明します。日本の森林には国が保有する国有林とそれ以外の民有林に二分されます。民有林には個人が所有する私有林と市町村・県が所有する公有林があり、合わせて民有林として分類されています。国有林については国有林野事業という名称で林野庁直轄の事業が実施されており、民有林については森林整備資金という制度があります。今回取り上げる造林補助金はこの民有林を対象とした補助制度のことです。

(清水 文明 氏)
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