フェアウッド研究部会 参加のお誘い
日本は国土のおよそ7割を森林におおわれているにもかかわらず、自給率は3割弱と、利用する木材資源の多くを海外の森林に依存しています。このような木材需要は、海外では違法伐採などで森に暮らす生きものや地域住民を脅かし、気候変動の促進にもつながっている一方、国内では山林の荒廃や林産業の衰退につながっています。
そもそも木材資源は、鉄やアルミニウム等の他の素材と比べ、生産・加工時のエネルギー消費が少ないことや、適切な森林管理によるものであれば、再生可能な素材という点で優れています。
このような状況を踏まえ、私たちは伐採地の森林環境と地域社会に配慮をする「フェアウッド」調達を日本に広めるため、消費者・需要者だけでなく、調達先の森林や生産者が、ともにWin-Winの関係を築いていくことを目指し、「フェアウッド研究部会」を開催しています。
【共通のゴール】
【活動内容】
【対象者・会費】
【事務局】
(一財)地球・人間環境フォーラム/国際環境NGO FoE Japan/(株)abovo
【お問合せ】
地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
e-mail:
info(a)fairwood.jp((a)を@に置き換えてください)
TEL:03-5825-9735/FAX: 03-5825-9737
【お申し込み】
「フェアウッド研究部会申込書」(Word)をダウンロードの上、Eメール(info(a)fairwood.jp)またはFAX(03-5825-9737)でフェアウッド・パートナーズ/(地球・人間環境フォーラム内)までご送付ください。
フェアウッド研究部会 勉強会の開催
NO | 日時 | テーマ |
第1回(キックオフ) | 2015年12月16日(水) | 積水ハウスのフェアウッド調達 |
第2回 | 2016年1月28日(木) | 日本版レイシー法、立法なるか? |
第3回(拡大版) | 2016年2月25日(木) | 地域×デザイン×フェアウッド~地域材とソーシャルビジネス |
第4回 | 2016年3月23日(水) | フェアウッド視点から考える木質バイオマス発電 |
第5回 | 2016年4月21日(木) | 2020年とその先の東京のサステナビリティ |
第6回(特別版) | 2016年5月26日(木) | 健康に暮らすための日本の室内環境とグローバルな視点 |
第7回 | 2016年6月30日(木) | 持続可能な社会と「いまさら聞けない認証の話」 |
第8回 | 2016年7月27日(水) | フェアウッド的木造建築と街づくり |
第9回 | 2016年8月31日(水) | 賃貸でもできる環境配慮! |
第10回 | 2016年9月29日(木) | 真の持続可能社会と林業&木材利用 |
第11回 | 2016年11月21日(月) | 山と街をつなぐ東京チェンソーズ |
第12回 | 2016年12月21日(水) | フェアウッド忘年会 |
第13回 | 2017年1月26日(木) | 日本林業の未来と可能性 |
第14回(拡大版) | 2017年2月22日(水) | 林業再生への道筋~国産木材を使った家具づくりの最前線と可能性 |
第15回 | 2017年3月22日(水) | 企業価値向上を目指すファンドによる森林資源・木材産業への投資と経営 |
第16回 | 2017年4月26日(水) | 「その商品は人を幸せにするか」~ソーシャルプロダクツに学ぶこれからの商品開発 |
第17回 | 2017年5月24日(水) | 木の価値を高める~「林家」の山づくりを可能に~ |
第18回 | 2017年6月21日(水) | 次世代に引き継ぐ林業を目指して広葉樹の森づくりに取り組む大台町 |
第19回 | 2017年7月26日(水) | 国産材CLTで建てたハウステンボス・変なホテル |
第20回 | 2017年9月27日(水) | SDGsで自分を変える、未来が変わる |
第21回 | 2017年10月25日(水) | ボランティアによる森林保全活動から見るフェアウッド利用推進への課題 |
第22回 | 2017年12月20日(水) | 木質バイオマスのエネルギー利用促進とフェアウッド |
第23回 | 2018年1月26日(金) | フェアウッドと教育 ~木育実践の視点から |
第24回 | 2018年2月26日(月) | 国産材の出口戦略とフェアウッド |
第25回 | 2018年3月22日(木) | FSC認証と生物多様性保全~ボルネオの天然林施業の事例から |
第26回 | 2018年4月18日(水) | 地域主導の熱利用とフェアウッド~地域の、地域による、地域のための木質バイオマス利用 |
第27回 | 2018年5月23日(水) | 森林経営管理法案の課題とフェアウッド |
第28回 | 2018年6月20日(水) | IKEAの木材デューデリジェンス~責任ある調達のために |
第29回 | 2018年7月18日(水) | 浜松市の天竜材(FSC認証材)の販路拡大戦略 |
第30回 | 2018年9月14日(金) | 秩父の森の恵みを未来へ~伐らない林業とメープルプロジェクトのお話 |
第31回 | 2018年10月31日(水) | 都市インフラでの木材利用の効果と課題~ウッドデザイン賞の事例から |
第32回 | 2018年11月29日(木) | 森林浴から見直す森と人との関わり |
第33回 | 2018年12月20日(木) | 2018フェアウッド忘年交歓会 |
第34回 | 2019年1月16日(水) | 新時代を拓く木材利用とフェアウッド |
第35回 | 2019年2月22日(金) | 江戸にえらばれた西川材・2世紀につなぐ |
第36回 | 2019年3月20日(水) | ワークショップ「メンバーによるフェアウッドな取り組み紹介」その1 |
第37回 | 2019年4月17日(水) | ワークショップ「メンバーによるフェアウッドな取り組み紹介」その2 |
第38回 | 2019年5月15日(水) | ボルネオ島の生物多様性と持続可能な森林経営 |
第39回 | 2019年6月14日(金) | 街から変える、国産材活用の新たな潮流 |
第40回 | 2019年8月23日(金) | 「マルミミゾウの棲む森」アフリカ熱帯林保全の現場から |
第41回 | 2019年9月25日(水) | バイオマス発電~持続可能性の議論はいま |
第42回 | 2019年10月24日(木) | 「国産材利用をレガシーに~東京2020大会施設の事例から~」 |
第43回 | 2019年11月26日(火) | 神田明神文化交流館「EDOCCO」のとりくみ~多摩産材の魅力を活かした文化交流発信拠点 |
第44回 | 2019年12月20日(金) | 2019年振り返り交流会~フェアウッドの未来に向けて~ |
第45回 | 2020年1月23日(木) | いま起ころうとしている日本の林政改革~森林経営管理法とその制度運用~ |
第46回 | 2020年2月28日(金) | アイヌの権利と森林認証 |
- | 2020年7月8日(水) | フェアウッド・オンライン交歓会 |
第47回 | 2020年8月19日(水) | 建築と林業を結ぶこれからの分散型ものづくり |
第48回 | 2020年9月29日(火) | みなとモデルに学ぶ、街と林産地との素敵な関係 |
第49回 | 2020年11月20日(金) | 「私たちと森のこれから~幸せな未来に向けた5つのアクション~」SDGs時代の森との多様なつながり方 |
第50回 | 2020年12月16日(水) | 2020年振り返り交流会~フェアウッドと新たな社会に向けて~ |
第51回 | 2021年1月29日(金) | 「山林相続から考える持続可能な日本の山林経営」 |
第52回 | 2021年2月17日(水) | 「リコーえなの森を活用した名古屋商科大とのSDGs協働プロジェクト」 |
第53回 | 2021年3月31日(水) | 「私たちの選択が未来を変える〜エシカル消費とフェアウッド」 |
第54回 | 2021年4月21日(水) | 「木造建築の伝統に学ぶ、これからの住居のあり方」 |
第55回 | 2021年6月3日(木) | 「持続可能なウッドストックとサプライチェーンをつくる」 |
第56回 | 2021年6月23日(水) | 「気候風土適応住宅にみるこれからの木造住宅の在り方」 |
FW研究部会各種会合
名称 | 日時 | 訪問先など |
商品開発分科会 | ||
第1回 | 2016年9月7日(水) | 内田洋行 |
第2回 | 2016年10月21日(金) | 中島工務店 |
第3回 | 2017年4月12日(水) | 清水建設建築事業本部東京木工場 |
森林体感エコツアー~フェアウッドの森への誘い~ | 2017年1月28日(土)~30日(月) | |
調達分科会 | ||
第1回 | 2016年10月18日(火) | |
第2回 | 2016年11月9日(水) | |
第3回 | 2017年1月17日(火) | |
シンポジウム | 2017年4月17日(月) | |
公開セミナー | ||
ESG時代の責任ある木材調達と製品づくりとは? ~SDGsの達成に向けた木材デューディリジェンスを考える~ | 2018年4月26日(木) | 早稲田大学 大隈記念講堂 小講堂 |
森林セミナー:SDGs時代の木材サプライチェーンの新潮流 | 2019年5月22日(水) | 早稲田大学 小野記念講堂 |
※フェアウッドとは 伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品です。 具体的には①修理・再生した木製品(Reduce、Reuse)、②古材や廃材を再使用した製品(Recycle)、③違法伐採でない木材(合法木材)、④近くの森林から生産された木材(国産材や顔の見える木材)、⑤地域住民が自ら適切に森林管理をしている木材(コミュニティ材、フェアトレード)、⑥信頼できる第三者機関による森林認証を受けた木材(森林認証材)からなります。 |